中納 徹 著 究極のドラテク本 レーシングドライビング 05

より感じるための着座位置とペダル、ステアリングとの位置関係

レーシングドライビングにおいては、殆どの場合、ドライバーが思っているよりも前寄りな着座位置を心掛けると良いでしょう。

究極の座席ポジションというのは、タイヤ4本と路面が触れ合う4つの接地面で起こる変動を最も感じやすいポジションとなります。

ハンドルを切った際に肘が伸び切っていたり、アクセルやブレーキペダルを踏んだ際に膝が伸び過ぎていれば、腕、手の平、足、腰、そして体全体の感知センサーの精度が落ちるはずです。

ドライバー自身の体の軸がぶれない事で、車やタイヤの3次元の動きをより正確に感じる事が出来るはずです。

画像を使った解説など、着座位置について更に詳しく知りたい方は、書籍「レーシングドライビング」にてご確認頂きたいと思います。

モータースポーツで一番大切なこと
01 脳と体の時間差
02 体と車(タイヤ)の距離
03 目から得る情報
04 心と体の葛藤
05 座席ポジション
06 タイヤグリップをイメージ化する
07 荷重移動のイメージ
08 スキッドとは
09 直線で過ごす時間
10 「最速のコーナーリング」と「最速のストレート」
11 コーナーにおけるドライバーの作業
12 バランススロットル