上の画像は緩やかな右コーナーを通過するところです。
クリッピングポイントとも言われる、コーナーの内側に最も近づくところには黄色いパイロンがありコーナー出口で最も外側にはらむポイントには緑のパイロンがあります。
緑のパイロン辺りを見れていればなかなか優秀です。
しかし、これだけ(この画像にあるコーナーほど)視界が開けているサーキットでしたら、もう少し欲張って、コーナーの先のストレートの左側にある黄色とオレンジ色の看板辺りを見ると良いでしょう。
人間の目は非常に優秀で、先を見ていれば、その視線より手前にあるものにも「大体焦点を合わせて」くれます。
焦点が合うと、より正確な情報が得られます。
先を見る事によって、ドライバーにはより多くの先取り情報が与えられ、先取り情報がよりあれば、対応を実行するまでの猶予と時間がより多く与えられます。
一般道に当てはめると、もらい事故の確率を減らせそうですね。
そして、サーキットではラップタイムの向上にも役立ちます。
これは車両の後方、両サイド、斜め後方にも同じ事が言えます。
目は後ろには付いていませんので、ドアミラーやルームミラーを使って、なるべく先を見る事が重要です。
これが出来るようになってくると、自分自身が自身の現在位置を中心としたレーダーを兼任するようなイメージになりますので、
俯瞰的にあなた自身があなた自身と車をリアルタイムで客観的に描けるようになります。
あなた自身と車を客観的に描けると、今度は、あなた自身と車を次にどこへどんな状態に持って行きたいか、近未来であなた自身と車がどうなっているか、どうなっていたいかがイメージしやすくなります。
それが出来るようになると、結果から引き算で脳は必要なアクションを落とし込んで行きますので、安定して、事故を起こしたり、事故に巻き込まれたりする確率をゼロに近付ける事が出来ます。
走りのヒントになりましたら幸いです。